こだわりの石墓ブログ

お墓にキックバックを求めますか?

お墓について 2023年12月24日

お墓は、亡くなった人の遺骨を納める場所であり、弔いの儀式を行う場所です。
日本では、古くからお墓は重要な文化的、宗教的な意味を持っています。

文化的な意味

お墓は、亡くなった人を偲び、追悼する場所です。また、死者とのつながりを保つ場所でもあります。お墓参りをすることで、故人を想い、家族や親族の絆を深めることができます。

家族のイラスト

お墓は、家族の歴史や伝統を象徴する場所でもあります。お墓を継承することは、先祖を敬い、家族の歴史をつなぐことであると考えられてきました。

宗教的な考え方

お墓は、宗教によって異なる意味や考え方があります。

  • 仏教

仏教では、死後の世界を輪廻転生ととらえています。お墓は、亡くなった人の魂が安らかに眠る場所であると考えられ、死者の供養や慰霊の場として重要視されています。

  • 儒教

儒教では、死者を救うことが大切であるとされています。お墓は、先祖を敬うための場所であり、子孫が先祖を祀ることで家族の繁栄が約束されると考えられてきました。

  • キリスト教

キリスト教では、死後の世界を天国と地獄に分けて考え、死は新たな人生の始まりであり、死後の魂は地上にとどまることなく天国に召されると考えます。ですから、お墓は故人の魂が眠る場所ではなく、あくまで個人に思いを馳せるための「記念碑」という意味合いになります。

近年、少子高齢化や核家族化などの社会情勢の変化により、お墓のあり方が大きく変わってきています。お墓を継承する人がいない、お墓を維持する費用がかかるなどの理由から、お墓を整備する人も増えています。これまでは、えてしてお墓を慣習的に祀ってきた時代でした。現在では、より私たちの日常生活の中に取り込んでいかざるを得ない時代となりました。

アルバムのイラスト

今後、お墓の文化や宗教的な考え方は、さらに変化していくことが予想されます。
お墓不要論や、お墓に価値を見出せない人も増えています。ですが、自分を産み育ててくれた両親、温かく高く見守ってくれた祖父母などを、思い出す場の一つがお墓です。

亡くなった人の思い出を糧に‘’心豊かな‘’生活を送るべく、お墓を有効に位置づけるのはどうでしょうか。


みなさんは墓地を選ぶ際、どのような点を重要視しますか?
一番気になるのは、やはり値段立地だと思います。

お墓には、公営墓地と私営墓地の2つがあり、それぞれにメリットとデメリットがあります。
今回はそれぞれの特徴を示しながらメリットとデメリットを示し、お墓を選ぶ際のヒントにしてもらいたいと思います。

公営墓地

都道府県や市区町村などの地方自治体が運営する墓地です。使用料や管理料が安く、宗教の制限がないことが特徴です。

私営墓地

宗教法人や公益法人、個人などが運営する墓地です。使用料や管理料は公営墓地に比べて高くなる傾向がありますが、立地や環境、宗教などの選択肢が豊富です。和風、洋風、公園風など、墓地によって特徴は様々です。

特徴を表で示すと、以下のようになります。

項目公営墓地私営墓地
運営主体地方自治体宗教法人、公益法人、個人
使用料・管理料安い高い
宗教の制限なしある場合もある
立地広範囲限定的
空き抽選随時

それぞれのメリットデメリットをまとめると、次のようになります。

公営墓地のメリット

  • 使用料・管理料が安い
  • 宗教の制限がない

公営墓地のデメリット

  • 立地が不便な場合がある
  • 空きがない場合がある

私営墓地のメリット(個人墓地以外)

  • 立地や環境、宗教などの選択肢が豊富

私営墓地のデメリット(個人墓地以外)

  • 使用料・管理料が高い
  • 宗教法人の場合、宗教や宗派の制限がある
  • 経営主体がなくなれば、墓地も利用できなくなる

以上のように、値段の面で見ると公営墓地の方が魅力的ですが、立地などの面で見ると私営墓地の方が良いということがわかります。
お墓の場所や費用、宗教の制限などの希望に合わせ、最適な選択を行ってほしいと思います。


お墓の墓石と記念碑は、いつまでも永遠に残したいものですが、
その目的に最適なのが石材です。
墓石も記念碑も故人を弔うために建てられますが、
両者の違いはご存じでしょうか?

墓石と記念碑の違い

・目的

墓石→故人の遺骨を弔う

記念碑→故人の功績や業績を称える

・内容

墓石→納骨室、墓碑、付属品

記念碑→故人の名前や戒名、生没年月日、功績や業績を記した文字や彫刻

・設置場所

墓石→墓地

記念碑→墓地、公園、公共施設など

以上のように、墓石と記念碑は全くの別物だということがわかります。
それぞれについてもう少し詳しく見ていきましょう。

墓石とは

故人の遺骨を納める納骨室や、故人の戒名や生没年月日を記した墓碑、花立や香炉などの付属品からなるお墓の総称です。

・形

  • 和形墓石
  • 洋型墓石
  • デザイン墓石


    形についての詳しい説明はこちらをご覧ください。↓

・石材

  • 花崗岩
    日本で最もポピュラーで、耐久性耐水性に優れます。
  • 安山岩
    耐久性に優れた石材で、吸水率が高く、メンテナンスが欠かせません。

・デザイン

  • シンプルなデザイン
    どんなお墓にも合わせやすく、長く愛用できます。
  • 彫刻や装飾を施したデザイン
    故人の個性や趣味を表現するのに最適です。

記念碑とは

故人の功績や業績を後世に伝えるために建てられています。
戦没者慰霊祭や、偉人や功労者の記念碑などが代表的です。

記念碑の写真
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・種類

  • 顕彰碑
    故人の功績や業績を称えます
    偉人や功労者、スポーツ選手文化人など、様々な人の顕彰碑が建てられています。
  • 慰霊碑
    戦没者や災害犠牲者などの鎮魂を祈ります
    戦争や災害で亡くなった人々の冥福を祈り、平和を願うために建てられています。
  • 説明碑
    歴史的・文化的な価値のある場所や事柄を説明します。
    史跡や文化財、自然景勝地など、様々な場所に建てられています。

上記の他にも、歌碑や句碑、詩碑、出来事碑(自然災害、歴史的な出来事を風化させないための石碑)など様々な種類の記念碑があります。

墓石や記念碑は似ているようで実は違うということがわかると思います。

両方とも長年残されていくものであるため、建てる際には、石材のプロに相談してみるのがおすすめです。


お墓メンテナンスの全て

お墓について 2023年11月14日

お墓のメンテナンスは、お墓を管理する人にとって必要不可欠です。
ですが、その具体的な方法や内容を知らない人が多いと思います。
今回は、そんな方のために、お墓のメンテナンススケジュールを設定する際の注意点等について書いていきます。

状況ごとの注意点

お墓の種類や規模

お墓の種類や規模によって、メンテナンスの頻度や内容が異なります。

  • 和墓の場合

高さが高く掃除しにくいので、思い切って土台石の上に乗り、安定した状態で上から下へ掃除します。

  • 洋墓の場合

各種類の石が組み合わさって作用されていることが多く、
石と石の接合部分に汚れがたまりやすいです。
そこは、歯ブラシ等を使用してください。
また、屋根付きのお墓は雨風にさらされる時間が短いため、
メンテナンスの頻度を減らすことができます。
そして、小さなお墓はメンテナンスがしやすいため、頻繁に行う必要はありません。

お墓の立地

お墓の立地によって、メンテナンスのしやすさが異なります。
たとえば、山や丘の上にあるお墓は、頻繁に行くことが難しいため、
一度の掃除を丁寧に行いましょう。
また、海や川の近くにあるお墓は、潮風や湿気の影響を受けるため、
メンテナンスの頻度を増やす必要があります。

ご家族の状況

ご家族の状況によって、メンテナンスを行うことができる頻度や内容が異なります。
たとえば、ご高齢の場合は、メンテナンスの負担を減らすために、
頻度を減らしたり、墓地に草が生えにくくなるようにしたり、
掃除しやすい土間にしておくなどの工夫をするとよいでしょう。
また、業者に依頼するなどの対策も必要です。

メンテナンスのスケジュール例

半年に1回

墓石の頑固な汚れの清掃、雑草の除去、お供え物の管理など、
基本的なメンテナンスを行います。

年に1回

墓石の磨き、墓石の亀裂やヒビのチェックなど、
より細かいメンテナンスを行います。

月に1回

墓石の水拭き、墓石の汚れ落としなど、こまめなメンテナンスを行います。
ご家族の状況やお墓の状況に合わせて、適切なスケジュールを設定しましょう。

お墓の写真

メンテナンスの具体的な内容

墓石の清掃

墓石の表面に付着した汚れを落とします。
墓石の材質や汚れの種類によって、使用する洗剤や道具が異なります。
洗剤使用後は、よく水洗いをしてください。
しっかりと洗わないと、汚れが石に浸透してしまうことがあります。

雑草の除去

墓地の周囲や墓石の周りに生えている雑草を除去します。
雑草は、長期間放っておくと、墓石に張り付いてしまい、
取れにくくなることがあります。
雨上がり後は、簡単に除去できるのであすすめです。

お供え物の管理

お墓に供えたお供え物は、腐敗や虫害を防ぐために、定期的に確認しましょう。
霊園によっては、お参り後にお持ち帰りをお願いしているところもあります。

墓石の磨き

墓石の表面に付着した汚れを落とし、光沢を出します。
墓石の材質や汚れの種類によって、使用する磨き剤や道具が異なります。
ホームセンター等を訪ね、最適なものを探してみてください。

墓石の亀裂やヒビのチェック

墓石に亀裂やヒビがないか、定期的にチェックしましょう。
特に墓石の角部は欠けやすいので、要注意です。
亀裂やヒビが見つかった場合は、早めに業者に修理を依頼しましょう。


ご自身でメンテナンスを行うのが難しい場合は、業者に依頼することもできます。

業者に依頼する場合は、事前に見積もりを取り、
内容や費用をよく確認してから契約しましょう。


お墓の法的規制、知っていますか?

お墓について 2023年11月09日

人がなくなれば、お墓に埋葬しますが、
いつでもどこでも簡単に埋葬できると思いがちですが、
実は、亡くなった人を埋葬する場合には
いろんな法律が関わってきます。

お墓の法的規制については、以下のようなことが言えます。

お墓の法的規制は、「墓地、埋葬等に関する法律(墓埋法)」 
という法律で定められています。
この法律は、お墓や埋葬に関する
基本的なルールや手続き
を規定しています。

墓埋法によると、お墓や埋葬に関する主なルールは
以下の通りです。

  • 埋葬や火葬は、例外を除き、死亡後24時間経ってからでないと行えません。
  • 埋葬や火葬をするには、市町村長の許可証が必要となっており、
    定められた場所又はみなし墓地でしか行うことができません。
  • 埋葬や焼骨の埋蔵は、
    都道府県知事から許可を受けた「墓地」以外でしかしてはなりません。

    新しく墓地を作るときは、その墓地を中心として半径100m以内に住宅があれば、
    その住宅に住んでいる住民の同意が必要になります。
  • 改葬(既存のお墓から別のお墓に移すこと)をするには、
    市町村長の許可証が必要となっており、定められた場所でしか行うことができません。
  • 墓地や火葬場を経営しようとするものは、都道府県知事の許可を受けなければなりません。
  • 墓地や火葬場の管理者は、埋葬や火葬の求めを受けたときは、
    正当な理由がなければ拒否しなけれはなりません。
  • 墓地や火葬場の管理者は、図面や帳簿や書類などを備えておかなければなりません。


    お墓や埋葬は、一生のうちでもあまり経験するものではなく、
    父母が元気な時はその役割は父母があたります。

    自分がその役割になって、初めての経験となります。
    その役に当たった時は、親類や知人などにまず問い合わせます。

    しかし、経験的に作法等はわかっても、墓地埋葬法などは
    あること自体知らない人が多いのが現状です。

    石材店などに問い合わせ、間違いのないよう心がけましょう。
    ご相談はこちら→https://www.nankosekiso.com/contact

お墓の周りのデザインは、安らぎと癒しの空間作りが目的です。
石材は、永遠性、耐久性、重圧感があり、
直線、曲線の加工も自由にできます。


まず、デザインする際に気を付けるポイントを2つ示しておきます。

  1. 故人や遺族の想いを表現する

    お墓の周りの景観は、故人や遺族の思いを
    表現する大切な場所です。

    石材とのバランスを考え、植物を植えたり、
    石材を利用して故人の好きだった
    モニュメントを設置し、
    故人の思い出の場所を再現することで、
    故人の存在を近くに感じることができます。

  2. 参拝する人の心を和らげる

    お墓は故人の想いを静かに追悼する
    場所です。

    そのため、参拝する人の心を和らげるような
    景観を整えることが大切です。

    自分の土地を墓地にする場合は、
    ゆったりとした空間を確保し、
    自然の風景静かな音を取り入れると良いでしょう。

    また、参拝者が座って休憩できる
    ベンチを設置するのもおすすめです。
    ベンチは、お供え物や線香等の
    お供え準備台としても使用できます。

具体的なデザインとしては、
以下のような方法があります。

  • 自然を取り入れた景観

自然の草花や木々を借景とすることで、
安らぎと癒しの空間を演出することができます。

ただし、維持管理と掃除の観点から、
お墓の周りに植える植物には注意が必要です。
適している植物は、
へんだら」(ひさかき)や「つつじ」などで、
あまり大きくならないようにします。

また、竹や笹などは繁殖力が強く、
管理が難しいため避けるべきです。

  • 現代的なデザイン

石材を自由に活用し、
モダンなデザインに仕上げたり、
故人が好きだった動物や愛用していた物品の
石のモニュメントの設置もあります。

直接的なラインやシンプルなデザインが、
故人の個性や遺族の想いを表現するのに
適しています。

  • 教的な要素を取り入れた景観

仏教やキリスト教などの宗教的な要素を
取り入れることで、
故人の信仰を表現することができます。

また、梵字(仏教で使用の古い文字)や
経典の一部、十字架など
宗教的なモチーフやシンボルをデザインに盛り込むことで、
参拝者の心を落ち着かせることができます。

お墓のデザインは、専門の業者
依頼することもできます。

業者に依頼する場合は、予算や希望を
しっかりと伝え
納得のいくデザインを実現しましょう。

ご相談はこちら→https://www.nankosekiso.com/contact


お墓をきれいに維持する方法

お墓について 2023年10月15日

お墓を美しく保つことにより、
神聖な気持ちでお参りをすることができます。

逆に掃除をせず放っておいてしまうと、
汚れが付いたり雑草がたくさん生えてしまったりなど、
次の掃除をする際の手間が何倍にもかかってしまいます
また、お参りに来た家族や親類に対して
不快感を与えてしまうかもしれません。

そうならないためにも、
定期的なお掃除お手入れが必要です。

今回は、お手入れの方法維持のためにかかる費用
を紹介します。

お手入れの方法


最初に、墓石全体を見て、表面の汚れたヶ所や状態を確認します。

枯葉が表面に張り付いている場合〉

 水を含ませたスポンジで、葉を「ふやかして」
 拭き取ります。

〈文字彫の文字の中に、
土の塊など汚れが入っている場合〉

 使用済みの歯ブラシに水を付け、
 こすって取り出します。

〈水あか等の黒ズミが、
石と石の接合面に付着している場合〉

 歯ブラシを使用します。
 取り除きが不十分なときは、
 台所用の中性洗剤を使用します。
 その場合、最後には十分に水洗いをし、
 洗剤を洗い流します。

やっかいなのは、鳥のフンの付着です。
石の表面についている分は、有機溶剤
素早く拭き取ります。

しかし、石の中までしみ込んでいるものは、
ふつうの方法では除去が難しく、
中にしみ込むまでに処理するのが重要です。

このように、清掃は、上から下へ水洗いをするのが基本です。

雑草の処理は、雨の翌日が草が抜きやすく、
理想です。
小さな釜のようなものを使用し、根元部分を掘り、
できるだけ根元から抜き取ります。
その時の手袋は軍手や洗い物仕様の手袋ではなく、
背抜きのゴム手袋が、手にも雑草にも密着して
抜き取りやすいです。

また、お供え物は、鳥が来る前に
持ち帰るようにしましょう。


お墓の管理は、霊園管理者だけでなく
遺族もしっかりと行うことが、
故人を思い出す重要な時間となります。

お墓の維持費用

ずばり、年間で5000円から2万円程度
相場です。
管理費用は使用者が出し合うもので、
霊園・墓地の共有スペース・施設の維持管理費に
使われます。
各自の区画・墓石の掃除や手入れについては、
それぞれの使用者が行います。

墓石のクリーニング、メンテナンスにかかる
料金は、一般的に1万円から5万円程度が相場です。
また、檀家としての寄付金や寺院によって
異なる管理費などもあります。

最後に

このように、お墓をきれいに保つには
定期的なお掃除お手入れが必要になります。
また、その維持には費用も掛かるので、
お墓を立てる際には、維持費用も考慮して
予算を立てることが大切です。

ご相談はこちら→https://www.nankosekiso.com/contact


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