こだわりの石墓ブログ

新しい形の手元供養とは

お墓 2023年04月15日

人がなくなればご遺体は荼毘に付され、これまでの日常が一転します。

非日常を日常として受け入れざるを得ず、葛藤が生まれます。

そこで「哀しみの受け入れ方・忘れ方」として下記の3段階があります。

①哀しみを哀しみとして充分に受け入れる。

②哀しみと向き合う時間として喪に服す期間を設ける。

③喪が開ければ、少しでも早く通常の日常生活に戻る。

この様に生活の知恵が生まれました。

しかしながら反面亡くなった人をより身近に感じ

また生前の身体がなくなれば

少しでも早く日常に復帰できるとのメリットは否めないかもしれません。

これまでどうり共に生きていきたい思いにも絶ちがたいものがあります。

その様な思いを実現する形の一つとして

「手元供養」が生まれました。

手元供養で「キモ」になるのは

唯一無二のものとして残された遺骨です。

それが供養の対象となります。

従来の手元供養

①従来の手元供養ではペンダントや

ブレスレットの中に入れて身につける。

②ミニ仏壇で祀る。

③その他。

私の考える「手元供養」とは

①亡くなった人を従来と同様の思いで

家族として生活することです。

②現実的には「自宅における墓:遷墓」

活用する日常生活です。

日常生活に組み込む方法で自分に合ったやり方の

手元供養を行うことです。

遷墓の具体的な形して

①置く場所としては「寝室」「出窓」や「ちょっとした棚」など

どこにでも好きな場所に置けます。

②デザインも正方形、円柱型、置時計型など

お好きなデザインに加工できます。 

③もちろん故人が好きだった花、動物、

趣味の作品、文字、模様など彫りこむ事も可能です。

④自分に合った、故人が好きだった小物を

添えることもできます。

従来のように、供養とはこうあるべき

この様でなければならない

との考えに必要以上に縛られないことです。

供養の本質は「忘れることなく」

故人を偲んで祀ることにより

「見守られ」「勇気つけられ」「温かさ」を

感じる事にあると思います。

そんな家庭を作るべく現在のライフスタイルに合わせて

自らの生活空間を創る。

具体的方法として

「自宅に置ける小さなお墓遷墓」
(遷墓紹介ページはこちら)

の利用、活用はどうでしょうか。

温かで、活気あふれる「新たな日常生活」にしてみませんか。


カエルの正体は石で作ったモニュメント。

きっかけは湯所神社関係者さまからの依頼でした。

森林とか渓流に生息する

珍しい「タゴガエル」が湯所神社本殿裏周辺いるのだが、

より多くの人に知ってほしいと石像の依頼を受けました。

3月27日の日本海新聞24面に

弊社作成の御影石の動物モニュメント

「タゴガエル」

が掲載されました。

タゴガエルを本物より「らしく」見える工夫として

①写真を基にデザイン画作成し、特に目と喉をポイントとする。

②安定感を出すため、足を大きくする。

制作秘話として

①制作過程では座っている前足と後ろ足の微妙なバランスをとる。

②特徴ある目と喉の膨らみを何度となく修正し特徴をだす。

③表面の本みがきとし腹の部分を自然面表面として仕上げの対比でより引き立たす。

この様に何度となく検討・修正を加えながら思いどおりのものを完成させました。


【タゴガエルの鳴き声はこちらから】

神社のカエルも公共工事も、もちろん個人のお墓づくりもすべて

南口石創の「施工の考え方のもと」である

『お客様のための4つの虎の巻』(ホームページはこちら)

に基づいているのです。

また石製品はお墓を直感的に連想されがちですが、

箸置き、コースター、ペーパーウエイト、インテリア小物など

実はどのようなデザインのものでも製作可能です。

日常生活に新たなる「やすらぎ」や活気をあたえます。

生活のなかの「やすらぎ」や「いろどり」は、

単にモノを置くことは考えていません。

モノを置くことによって先祖や亡くなった大切な人と

日常的にコミュニケーションをとることで

「やすらぎ」「いろどり」を得ることができます。

このように私どもは考えています。

そんな考えを具現化したものが

自宅に置ける小さなお墓「遷墓」です。

遷墓についての詳しい説明はこちらへどうぞ
「遷墓について」


ひとはなぜ、お墓を建てるのでしょう?


多くの人は「慣習」としてお墓を建てていますが、中には「本当に必要?」と疑問に思う方もいらっしゃいます。

生活スタイルが大きく変化してきているので、そう思う気持ちはよくわかります。

なので、お墓の有無の良し悪しではなく、お墓の本来の意味を考えたうえで、

  • お墓を創るメリット・デメリット
  • 作らないときの「代替案」

について、お墓建立歴35年の私が解説します。

お墓を作るメリット・デメリット

まずお墓とは

「遺体(土葬)や遺骨が埋められているところ」です。

最近は従来よりあるお墓以外にも樹木葬、ロッカー式墓、祀る人の不安解消の永代供養、ときとして散骨などがあります。

なぜ、こんなにも多くのお墓のスタイルができたのでしょう。


それには家族の形態が大家族から核家族化、個人主義への変化が大きく影響していると思われます。

しかしながら表面的なお墓の形態にとらわれるのではなく、本来お墓が果たしてきた役割を考えてみましょう。

人がなくなれば弔うという自然な気持ち。それが、お墓の形を変えながらも現在まで続いているところからうかがえます。


そこで、一般的に考えやすい方法として
お墓のメリット・デメリットを考えてみましょう。

お墓を作るメリット

  • 今後、お墓の心配がなくなる。
    • 一度作ると、各家族で独自に祀る場所がある。
  • 日程の自由度がある。
    • 埋葬についても、自分たちの希望日時に実施できる。
  • 家族の絆が深まる。
    • 自分たち家族のお墓の管理、お墓参りなどにより、家族の「絆」が深まる。
    • お墓掃除など墓前にいる時間が、自然に故人を偲ばせる。
    • 吉報、なやみ、心配事など、お墓(故人)に報告、相談したいとき、故人となった多くの家族らが、同じ思いで通った道、時間を共有することに価値がある。

お墓を作るデメリット

  • 継承者の不安
    • 管理者が高齢化したり、遠距離になったり、いなくなった時、お墓の管理問題が発生する。
  • 従来型の墓は費用がかかる。
    • お墓の大きさに合わせた墓地が必要。お墓の付属物も多く、石材の量も多くなり、他のやり方より費用がかかる。

お墓を作らない選択肢

お墓を作らない選択肢としては、

  • 樹木葬
  • ロッカー式葬
  • 永代供養葬
  • 散骨

など、いろんなスタイルがあります。

お墓を作らないスタイルのメリット・デメリット

以下4つのお墓のメリット・デメリットについて解説します。

樹木葬

中心にシンボルとなる樹木を植え、その周囲に遺骨を埋葬する。

  • メリット
    • 安価な費用で作ることができる。
    • 緑が多く、明るい雰囲気の中で祀ることができる。
    • 永代供養もセットにでき、子世代に引き継ぐ必要がない。
  • デメリット
    • 石板や小さな墓石を置かないと、お参りの対象が不明。
    • 遺骨を直接土に埋める場合、取り出し不可になることもある。
    • 家族、親戚に理解されないこともある。
ロッカー葬

コインロッカーのように、同じ大きさに仕切られた扉付のお骨壺を収める方式の墓です。

  • メリット
    • 低価格で手に入れることができる。
    • お墓の後継者の心配がいらない
    • 生前予約ができる。
  • デメリット
    • 多くはいづれ合葬になる。
    • 一時預かり的イメージが強い。
    • 納骨できる数に制限あり。
永代供養葬

寺院や霊園管理者が、家族に代わってお遺骨を祀ってくれる。

  • メリット
    • お墓を継ぐ人がいなくてもいい。
    • 費用が一般的な墓より安い。
    • お墓の掃除、管理が不要。
  • デメリット
    • 個人別の安置期間を過ぎると、他人のお骨と合葬されることが多い。
    • 合葬されると遺骨を取り出せないことが多い。
    • 納骨人数によって値段が高くなる。
散骨

遺骨を粉末状にして撒くことをいう。場所は海や山など自然の中に本人の希望を尊重し、希望の場所に撒く。

  • メリット
    • 他と比較し費用が安い。
    • 本人の自然回帰の思いが尊重される。
    • お墓を継承する人が不要。
  • デメリット
    • 周囲の理解を得ることが難しい場合がある。
    • お墓参りができない。
    • 生きた証を残しにくい。
    • 遺骨をめぐり家族でトラブルになることがある。

まとめ

このように「お墓を作らない」選択肢はいくつかあります。

まずはお墓を作るメリット・デメリットと「自分の生活スタイル」を考えあわせてどうなんだろうか?と自問自答してみてはいかがでしょうか?

お墓は不要!となったら、次はどんなスタイルにするかを決めましょう。

4つ挙げたスタイルのメリット・デメリットを今度は「ご自身の価値観」を基準にして検討してみてください。

ここでは

  • お墓作りのメリット・デメリット
  • お墓を作らない時のスタイル
  • それぞれのメリット・デメリット
  • 基準として「生活スタイル」と「価値観」

についてお伝えしました。


これらをおさえていれば、どんな結論に至ったとしても「後悔しない」と私のこれまでの経験から自信をもって申し上げられます。


それでももし「決められない!」という方がいらっしゃれば遠慮なく 

こちら までご連絡ください。


皆様、明けましておめでとうございます。

本年も南口石創を宜しくお願い致します。

さて、ここ2,3年の社会、各個人をとりまく生活環境で判断すれば、コロナに”打ち勝つ”のではなく、”共生”を考えざるを得ません。

コロナの時代だからこそ、利用価値が見直されてきたものとして

3項目

(1)通信機器の、これまで以上の活用

(2)現在所有しているものの活用

(3)身近で新しい出会いを創る

(1)通信機器では

 ①会えない分、LINEやメールなどで連絡を取り合う。

 ②ビデオ通話を利用して、離れている家族や友人とお互いの表情を見せながら楽しく

  会話する。

(2)物、場所の活用

 ①アルバムに入った写真をフォトスタンドで身近に飾る。

 ②会いたい人が作った趣味の作品を、日常的によく見るところに置く。

 ③室内のインテリアをにぎやかにする。新たな観葉植物、 遷墓 集合写真、趣味の

  写真など。

(3)身近で新しい出会いの場を創る

 ①地区の公民館主催の親睦を深める、ミニ旅行。(コロナ対策のクーポン券等の活用が

  あります)

 ②公民館主催の「料理教室」「健康セミナー」「ゲートボール大会」等を積極的に活用。

 ③友人が入っている「趣味のサークル」「テニス教室」「野球チーム」等に参加する。

これらを有効活用する人が増加しています。

以上のように、(1)通信機器(2)物(3)新しい出会い を再度見直し、コロナと共生する時代へと対応していきましょう!


お墓選びでお困りではないですか?

初めてのことで、どなたでも最初に出くわす関門です。

具体的には、「①場所の問題」「②お墓のタイプ」「③将来的な事」など、考えれば考えるほど難しくなり、ますます困難になります。

私は、石材業を35年やっており、鳥取藩主 池田家墓所の整備や設計協力、施工を手掛け、また鳥取砂丘 鳥取商工会議所の常夜燈の設計・施工、鳥取環境大学モニュメントも施工し、発注者様にも、納得、満足していただいております。

このような、公共事業で得た知識・技術を活かして、私共誰でも、いずれ必ず迎える「死」の現実、その直後発生する、多くの人が思い悩む「お墓の問題解決」に全力であたっています。

お墓選び3カ条があります

  1. 場所の問題
    • 自分の土地にお墓を建立する
      • そのままお墓として利用できる
      • 農地の場合は、農地転用して墓地とする。(本人様または弊社のような石材業者が代行する。)
    • 寺墓地
    • 公共墓地
      • 例:鳥取市営 いなば霊園
    • 弊社提案の宅内手元供養「遷墓」と、合葬墓などの併用
  2. お墓のタイプ
    • 墓地に建立の従来タイプ
      • 和墓
      • 洋墓
      • デザイン墓
    • ロッカー式墓(写真1)
    • 樹木葬(写真2)
    • 納骨堂
      • 寺の建物内で祀る
    • 永代供養墓、合葬墓
      • 寺、公営、民間で完備されている墓を利用
    • 弊社「遷墓」、手元供養
      • 室内とか、自分の身近で祀る
  3. 将来起こりそうな事
    • 墓地整備、墓地移転
      • 今あるお墓が祀りにくい場所にある、また墓石の多さに対応して移転する
    • 祀り手の高齢化、少数化
      • 年々この問題は大きくなり、管理の問題が発生しやすい。
    • 上記の解決の一案として、「遷墓」、手元供養などに移動する
      • 雑草除去、掃除の問題
      • 雨、雪など天候の問題
      • お墓までの道のり、道が滑りやすい、傾斜で歩きにくいなどの問題
写真1ロッカー式墓
写真2樹木葬

まとめ

今回はお墓選びで注意すべきことを3点お伝えしました。

①場所の問題

②お墓のタイプ

③将来起こりそうな事

自分を育ててくれた両親、祖父母など大切な人を、日々の暮らしの中で思い出せる「遷墓」という方法もあります。

詳しい内容については こちら をどうぞ。


はじめまして「お墓じまい」をお考えの方へ。

私はお墓の仕事を始めて35年、その間数え切れないほどの「お墓じまい」のお手伝いをしてきました。でも「お墓じまいは慣れてます」というお客さまには一度も出会ったことがありません。

ほとんどの方にとって「お墓じまい」は初めてのこと。

なので、初めて方でも「失敗しないお墓じまい」のためのポイントを5つお伝えします。

ちなみに私は鳥取の藩主「池田家」のお墓の設計・施工を担当したこともあり、どんな方のお墓の「ありよう」については熟知している自称「お墓ソムリエ」の南口和秋(なんこうかずあき)と申します。

ここでは一般的なお墓じまいについて、注意すべき5つの点をお伝えします。

①家族、親族への相談

② 今後のお骨の祀り方

③ 菩提寺と相談すべき3つのこと

絶対に必要な書類関係(改葬許可証)

信用できる石材業者

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① 家族、親族への墓じまい相談。

 まず、お墓じまいは「自分の故人への想い」さえあればいい、と思わないことです。

なぜかといえば、お墓に祀られている故人への思いが強い人は、自分以外にもたくさんいます。

しかしながら、管理不足により、墓石および周囲に雑草が生えて見苦しさが増大したり、お墓管理者の高齢化、人数減少がさらに進行し、やがては管理者不在が心配されます。

そこで、今後のお墓詣りの方法、祀り方を明確にしたうえでお墓じまいをすることが重要です。

そうすればお墓じまいを知らなくて、お参りに来た親族、知人、友人が、戸惑うことはありません。

以前お墓があったとき、だれか知らないが、花を立て、墓参りをしてくれた故人の知人友人に配慮できます。

② 今後のお骨の祀り方。

 寺の永代供養とする。

 鳥取市いなば霊園合葬式墓地(公営墓地)に納骨。

 遷墓(自宅内墓)など手元供養として各自で祀る。

③ 菩提寺と相談。

 寺の永代供養は個別式か合葬式(複数の家をひとまとめにして祀る)か。

 寺の永代供養と分骨して個人で祀る遷墓(手元供養)も可能。

 離檀して寺外にお骨持ち出すとき寺により離檀料が発生することがあります。

④ 書類関係(改葬許可証)。

 役所の担当者に相談しながら書ける内容です。

⑤ 石材業者。

 み魂抜き後、墓を解体、撤去、処分となります。

 墓石は産業廃棄物となります。

 産廃は取り扱いに法律のくくりがあり要注意です、特に信用できる業者に決めましょう。

墓じまい前
墓じまい後

まとめ

ここではお墓じまいについて注意すべき点を5点お伝えしました。

① 家族、親族への相談

② 今後のお骨の祀り方

③ 菩提寺と相談

④ 書類関係(改葬許可証)

⑤ 石材業者

日々の暮らしの中で大切な人を思い出し、身近に感じらたらいいなぁと思っている方には「遷墓(せんぼ)」という方法もあります。

詳しい内容については こちら をどうぞ。

陽は沈み、日はまた昇る。
自分を育ててくれた家族とともに
新しいスタートに、幸多かれ。

お墓じまいに関してのご相談は、お気軽に 090-3748-9960 お墓ソムリエ 南口(なんこう)へ。


はじめまして。アルバイトの早川です。
今回はお墓ソムリエの南口さんより、遷墓の客観的な感想を知りたいとお願いをされたため、遷墓の紹介も兼ねて書いていこうかと思います。

まず、遷墓(せんぼ)とは何なのか。
一言でいえば「小さなマンションでもおけるお墓」
つまり、従来のように墓地まで足を運んで、お参りや維持管理をする必要のないお墓ということです。

例えば、自宅の思い入れのあるお部屋や、いつも家族を見守れるような場所に置くことができます。
ちなみにお墓ソムリエの南口さん、「遷墓」 を商標登録済みだそうです。(すごい)

で、
アルバイトを始める前はお墓のおの字もわからなかった私の感想としましては…
めっちゃええやん!
って感じです。

最近、放置されたお墓が問題になっているというニュースをちらりと目にしたことがありますが、やはり、時代が移って、生活スタイルが変わっていく中でお墓の文化もそれに対応していかなければいけないなと思うわけです。

実際、面倒くさがり屋な私は、もしお墓を管理するとなったら、きれいに保てる自信はありません…でも、遷墓であればいつも身近にあって、気が向いたときに手入れができるので私でもきれいに保てると思います!
また、お参りもいつでもできるので、「今年は行けなかったなぁ…」となる心配もない、非常に私向きなお墓のスタイルだと思いました!
遷墓について詳しく知りたい方は こちら をどうぞ。
お墓を身近な暮らしの中に持ってくる「遷墓」という選択。
皆様もぜひご検討してみてはいかがでしょうか!


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